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第43回日本乳腺甲状腺超音波医学会学術集会 学会報告


2019年10月5日(金)~6日(土)福島県福島市のコラッセふくしまで開催された第43回日本乳腺甲状腺超音波医学会学術集会の参加報告です。当分野からは 助手 邱士韡・修士課程 橋本航・OB 田中大樹 の3名が参加しました。

研究企画では乳腺や甲状腺疾患の超音波を用いた新たな診断方法や臨床現場で見られた特殊症例の報告のほか、エラストグラフィーやAIといった新手法の臨床応用に関する研究発表がなされました。また、特別講演として原子力災害の教訓や甲状腺検査の現状や課題に関する講演と、がん経験者によるがん検診啓発のための講演も行われました。ほかにも検査体制と臨床医との連携に関するパネルディスカッション、日常よく遭遇する疾患の発表や教育セミナーとして甲状腺穿刺吸引細胞診の医療安全や手技に関するハンズオンセミナーも開催されました。

当分野からは、昨年度公衆衛生学専攻修士課程を卒業した田中大樹が、修士論文のテーマであった「ディープラーニングを用いた乳房超音波画像のコンピュータ支援診断システムに関する研究」を乳房超音波検診におけるAIの役割のセッションで発表しました。本研究は、ディープラーニングを応用し乳がん超音波画像の自動支援診断システムの開発を目指した研究です。今後の方針としては、症例画像データ数を増やし、病変部の検出に注力してまいりたいと考えております。

次回は2020年4月3日(金)~5日(日)に奈良県奈良市にて開催予定です!


第43回日本乳腺甲状腺超音波医学会学術集会

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