第24回日本薬剤疫学会学術総会 in仙台(JSPE2018)

2018年 10月 18日
東北大学大学院 医学統計学分野 教授
山口 拓洋
2018年10月13日(土)〜14日(木)にかけて、第24回 日本薬剤疫学会学術総会 が仙台で開催されました。本学会では学会長を務めさせていただきましたが、参加者数は総数450名を超え、おかげさまで盛況のうちに終えることができました。
今回の学術総会のメインテーマとして、「薬剤疫学の新たな方法論」を掲げました。
このテーマのもと、観察研究のデザインと解析、薬剤疫学研究における交絡調整、医薬品安全性情報の自発報告の位置づけ、科学的・効率的な製造販売後調査のあり方、学会バリデーションタスクフォース最終報告、コンパッショネートユース制度、臨床研究法、プラグマティック研究の展望など、多岐にわたるテーマがシンポジウムとして取り上げられ、熱い議論がなされていました。予想以上に参加者の人数が多く、立ち見や別会場での中継があるなど、本学会への注目度が日に日に高まっていることが実感できました。
また、方法論の発展が著しい交絡調整(因果推論)、PRO(Patient Reported Outcome)に関して、初心者向けのワークショップが開催され、担当の先生方には丁寧なご指導をしていただきました。
一日目の夜の懇親会は、仙台で長い歴史をもつ仙台勝山館で行われました。建物の外観とホールの内装の違いに驚かれた参加者の方も多くいらっしゃるようでしたが、宮城の日本酒やおいしい料理に満足いただき、終始賑やかな会となりました。
本日に至るまで、プログラム委員の先生方をはじめ、関係者の皆様には、度重なるご協力をいただきました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
写真1.JSPE2018in仙台が開幕!
写真2.熱気に溢れていた各会場の風景
写真3.懇親会の様子
写真4.お世話になりました関係者の皆様に深く感謝致します。