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ニュース


SAS FORUM JAPAN 2018 参加報告


2018年5月23日
東北大学大学院 医学統計学分野
修士課程2年 田中大樹


2018年5月18日(金)グランドハイアット東京にて開催された SAS FORUM JAPAN 2018(SFJ 2018)に参加してまいりました。今年度のSFJは、AIやIoTを応用した企業活用事例や、2016年にリリースされたAIプラットフォーム『SAS® Viya®』の最新技術についてのセッションが多数あり、様々な分野でご活躍されているデータアナリストに注目されていました。

活用事例として、例えば、AIを活用した共済金の査定業務高度化と業務最適化、流通業・金融業のマーケティング、電力の需要と供給予測など、様々な事業でAIが活用されているようでした。幅広い可能性を秘めたAIですが、実際に事業に落とし込むことは容易でなく、まだまだAIを使いこなせている会社・人は少ないのが実情のようです。AI業務を展開していく上で、ビジネス力、データサイエンス力、エンジニア力などの複数のスキルセットが求められるとのことでした。現在は、このような課題に対して、支援を提供する企業もあります。

そのような中、医療分野へのAIの活用事例として「乳がん患者における乳房エコー画像診断研究」について発表してまいりました。本研究は、研究支援組織としてご参画いただいているSAS社からバックアップをいただいております。発表では、乳がんの疫学並びに乳がん検診の現状と課題について、および、その課題解決がなぜディープラーニングなのかを説明し、加えて「SAS® Viya®」のディープラーニング(CNN)の分析談についてもご紹介させていただきました。

今回初めての参加となりましたが、医療とは異なる、全く別の職種のAIの取り組みについて学ぶことができる、とても貴重な機会となりました。

当日に至るまで、SAS社の畝見様・竹村様・小林様には多大なご協力をいただきました。また、多くの先生方のご協力もあり、無事に発表を終えることができました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。


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