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ニュース


日本臨床試験学会 第9回学術集会総会 in仙台(JSCTR2018)


2018年3月2日
東北大学大学院 医学統計学分野 教授
山口 拓洋

2018年 2月 23日(金)〜 24日(土)にかけて、日本臨床試験学会 第9回学術集会総会 が仙台で開催されました。本学会では学会長を務めさせて頂きましたが、参加者数は総数1300名を超え、おかげさまで盛況のうちに無事に終えることができました。

1日目は、2016年11月にFDAより提案されたICH 刷新の国内導入の現状や、その対応、統計的な視点から考える品質マネジメントについての説明、議論がなされました。他には、2017年4月に公布された臨床研究法の解説、考えられる問題点、その解決策についての発表や、臨床試験におけるeConsentやePROの運用方法についての発表など、多岐に渡るテーマがシンポジウムとして取り上げられていました。
「チャッティングセッション」では、アカデミア、もしくは企業でご活躍されている、大勢のDM、モニターの先生方に参加頂きました。このセッションでは、DM、モニターの壁を越えて6〜8人からなるグループに分かれてもらい、「RBM(品質管理の効率化など)」、「キャリアパス(DM、モニターに認定制度など)」について議論して頂きました。事前申込制となっていましたが、飛び入りで参加をなさった先生方も多く、会場では熱い議論がなされました。議論の後は、代表のグループに議論した内容を発表してもらい、最後は参加頂いた先生方と集合写真を撮りました。DMとモニターと職種は違いますが、多くの先生方が今回のセッションで交流ができていたようでした。
夜の会員懇親会では、小児がんやがんの疾患啓発チャリティーライブなどにも参加したアイドルグループ「夢みるアドレセンス」のミニライブが行われました。今回初の試みとなりますが、多くの先生方、学生の方と共に楽しむことができました。

2日目は、データベース/レジストリ研究、データシェアリングの現状と課題についての発表、議論がなされました。臨床研究開発や、製造販売後安全監視に役立てるために、このような取り組みが推進されているため、とても興味深い内容となりました。他にも、臨床研究事務局のシンポジウム、臨床アウトカムのセミナーなど、数多くのセッションが開催され、熱い議論がなされました。

本日に至るまで、プログラム委員の先生方はじめ、関係者の皆様には、度重なるご協力を頂きました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

写真1.JSCTR2018 in 仙台がいよいよ開幕!
JSCTR2018in仙台(2018.2.23-24)No.1

写真2.多岐多様なプロジェクトとともに熱気溢れる各会場の風景
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写真3.チャッティングセッション:DM&モニター合同
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写真4.会員懇親会、初の試み!
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写真5.大会運営メンバーの皆さん、深く感謝申し上げます!
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