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ニュース


WFUMB2019 学会報告


2019年9月6日(金)- 9日(月)、オーストラリア・メルボルンのメルボルン国際会議センターで開催された World Federation for Ultrasound in Medicine and Biology Congress in 2019 (WFUMB 2019)に、当分野からは 助手 邱士韡・OB 田中大樹 の2名が参加しました。

WFUMBは、2年に一度開催される超音波医学に関する国際学会であり、今回17回目の開催となります。疫学研究から画像診断研究まで、超音波に関わる研究が数多く発表されています。今回は乳がんにおける超音波検査に関するセッションを中心に参加しました。AIをテーマとした講演が数多く見受けられ、そこでは、AIを活用した自動支援診断システム「Samsung S-Detect」や、解像度を向上させ診断を容易にしかつWireless portable型に改良し利便性を高めた最新機器「clarius」の紹介やその性能を評価した研究が発表されていました。またディープラーニングの手法の一つであるSemantic Segmentationを活用し超音波画像上の腫瘤を検出する研究や、AIを医療に導入する上での問題点についても発表があり、いかにAIが超音波医学で注目されているかを知ることができました。

当分野からは、昨年度公衆衛生学専攻修士課程を卒業した田中大樹が、修士論文のテーマであった「Computer-aided diagnosis system for breast ultrasound images using deep learning」をYOUNG INVESTIGATOR SESSIONにて発表しました。本研究は、ディープラーニングを応用し乳がん超音波画像の自動支援診断システムの開発を目指した研究です。本発表に至るまで、日本乳腺甲状腺超音波医学会乳腺用語診断基準委員会の先生方、そしてSAS Institute Japan 株式会社の方々のご協力をいただきました。この場をお借りし感謝申し上げます。

次回は2021年5月26日-9日にルーマニアのティミショアラにて開催予定です!


■写真1■ メルボルン国際会議場
WFUMB2019(2019.9.6-9 in Melbourne,Australia)

■写真2■ 発表風景
WFUMB2019(2019.9.6-9 in Melbourne,Australia)

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